そろそろ夕刻。
いい加減このエセハロウィンに付き合うのも疲れたのか
紫呉さんに物申す事にしたはとりさん。

はとり「おい、紫呉。いつまでこんな茶番を続けるつもりだ。
     これ以上下らん事に俺を付き合わせるな」

確かにハロウィンらしい事といえばコスプレくらいしかしてませんもんね。
これじゃあただの手の込んだイヤガラセです。

紫呉「そうだねぇ・・・確かに今ひとつ盛り上がりに欠けるよねぇ。
    ここは一つ、
焼き芋でもしますか」
はとり
なぜそうなる

あのーもしもし紫呉さん?人の話聞いてますかー?

紫呉「え〜だって秋だしィ。
    そろそろ焼き芋が美味しい季節じゃない」
はとり「・・・・・・・・・・・・・・勝手にしろ」

はとりさん、諦めちゃった(笑)

 

そうと決まるや早速庭に出て準備を始めるマジシャン紫呉。

紫呉「こんなもんかな」

落ち葉と焚き木を集めて準備完了ー!

早速四人で焚き火を囲んで、いざ焼き芋パーティです。

紫呉「ゆっくり時間をかけるのがコツなんだよねぇ」

次々と芋を焼き始める四人。
ひたすらに芋を焼き続ける四人。
――そのまま一時間経過。
まだ芋焼いてます(爆)

会話もなく、ただ黙々と芋を焼いては食うの繰り返しです。
格好が格好なだけに
怪しい宗教チックです。

彼らの今日の晩御飯は芋。芋オンリ−。(金持ちなのに貧相)

そんな重い空気に息苦しさを感じたのかどうなのか
この状況を打開すべく紅野さんが動きました。

紅野「そうだ、いいものがあるんだ」

ジャカジャカジャーン♪

どこからともなく取り出したギターで演奏を始めた紅野さん。

さっきのピアノがまったく教訓になってねぇ・・・!!(この天然め!)

ジャーンジャカジャーン♪♪

慊人「・・・」
はとり「・・・」
紫呉「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(人一倍重い沈黙

ジャカジャカジャンジャーン♪♪♪

次の瞬間、
おもむろに立ち上がるマジシャン紫呉。

・・・・・・・・・・。(無言の威圧)
紅野さん、正座で猛烈反省中。
可哀想なくらい縮こまってしまわれました(笑)

それにしてもこの悲壮感漂う後ろ姿に
込み上げてくる愛しさは一体何?(え)

そんな事があったおかげで
焼き芋パーティを言い出した張本人のくせに
一人さっさと室内に入ってしまった紫呉さん。(自己中)

マイペースに読書中。

紅野さんはまだまだ反省中でした。

そろそろ許してやって・・・!(切ない)

そうこうしているうちに夜になりました。
それに合わせて室内もライトアップ。
薄気味悪さもアップ。
庭の方もすっかり日が暮れて暗くなってしまったのですが
未だ焚き火を囲んでいる小悪魔あっきーとヴァンパイアはとり。
焚き火の火も消えちゃってるし。

はとり「少し寒いな」
慊人「別に平気」


それにしてもこの庭・・・

暗くなると不気味さが倍増します。

はとり「・・・そろそろ中に入らないか?」
慊人「・・・もう少しここにいる」

はとりさんと入れ代わりで紅野さんがやって来ました。

紅野「まだ焼きイモしてたの?」
慊人「・・・・・・・・・・・・」

紅野「・・・焼きイモおいしい?」
慊人「・・・・・・・・うん」

なかなか気に入ったみたいですね〜。
…て、そんな物騒なもの(デビルフォーク)
イモ焼かないで下さいよ。
激しく使い方間違ってます。

紅野「・・・寒くない?」
慊人「・・・・・・・・うん」

どう見ても御当主の方が寒そうな格好なんですが
紅野さんが寒気を感じるのには理由があるのです。

なぜなら彼の背後には・・・。

ただならぬ冷気を発している人物がいるんです。(怖ー!)

指示もしていないのに今日一日ピンクの紅野さんを徹底マークのマジシャン紫呉。
すごい執念!いつもの余裕飄々とした態度はどこへやら・・・。
ここまで来ると完全な逆恨みです。

紅野「に、兄さん、だから誤解(略)」
一日中ほとんど八つ当たりのジェラシー攻撃に見舞われたせいで
紅野さん、すっかり疲労困憊しちゃった。(ノイローゼ?)

二人が昔のような微笑ましい関係に戻れるのはいつになることやら。
永遠に無理そう

そんな紅野さんの苦労も知らず
小悪魔は呑気にテレビ観賞。

・・・ていうかその水晶玉テレビだったんだ?

はとりさんも加わって二人でテレビ鑑賞。
といってもテレビに夢中というわけでもなく
ただ並んでボーっと座っているだけでした。
二人のこういう兄妹みたいなシーンは見てて和むなぁv

でもこの二人、揃って活動レベルが低いので
放っておくと
一ヶ所に根を張って動かなくなってしまうのが困りもの。

結局強烈な眠気に襲われるまでテレビの前にいたらしい。

慊人・はとり「・・・眠い!」
紅野「二人とも大丈夫?」

しかしまたしても寝始めて数秒で叩き起こされる御当主。
今度の原因は鳩時計ならぬ
カラス時計。(嫌な時計だな)

カラス「カァーカァーガァーガァー!!」
慊人「うるさいな・・・っ!!」

どうもこの部屋じゃゆっくりフテ寝できないようです。

静かに眠れる場所を求めて彷徨い始めた小悪魔あっきーですが
すぐにマジシャン紫呉が捕獲しました。

紫呉「ちょっといいですか?」
慊人「・・・・・・何?どうしたの?」

紫呉「はい、ハロウィンのお菓子です」
慊人「・・・・・・・・・・」

ハロウィンにちなんでキャンディーをプレゼント!
わー最後の最後にやっとハロウィンらしいサプライズが!

でもハロウィンにお菓子を貰えるのは子供限定であるという真実は
彼女には内緒にしておきましょう(笑)

慊人「お菓子なんかよりこっちの方がいい・・・」
紫呉「今日は随分と大胆なんだね」

おお、なんだかラブラブムードv
いいないいなーモエだなーv
しかしプレイヤーが喜んだのも束の間。

がしっ
がばっ
ぶっちゅうーーーーーー!!!!!

慊人「!!!??」

菓子より悪戯とばかりに
襲い掛かるマジシャン紫呉。

即座に反撃に出る小悪魔あっきー。フォーク大活躍。

紫呉「おおっと、危ない危ない。
    それが刺さったらちょっとシャレにならないですよ」
慊人「当然の報いだろ・・・!」
紫呉「怒るとすぐに手が出るのは君の悪いクセだねぇ」
慊人「お前のせいだっ!!!」

全力で拒否られました。う〜ん、恋の駆け引きってやつは難しい。

小悪魔VSマジシャンの白熱バトル(もとい痴話ゲンカ)が続行中ですが
写真右隅で行き倒れているピンクのもさもさが何気に気になります。

そういえばさっき御当主と一緒に眠気を訴えていた
はとりさんの姿が見えないなぁ〜なんて思っていたら・・・。

ちゃっかり静かな寝床(棺桶の中)
ゲットしてたみたい。

はとり「明日は晴れだな・・・」(注:寝言)

そのまま出棺されないように気を付けて下さい。



     
  

 

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