そんな雪山全体を漂い始めた険悪な空気を
なんとかしようと思ったのかどうなのか
とりあえずハンバーガーを作ってみるはとりさん。
(さっきからよく食べますね)
ここで友好度の一方通行発生。
いっそ清々しいまでの見事な一方通行!
大人気ないよ紫呉さ〜ん!

そして御当主、都合の悪い事には我関せず。

そんな険悪なお食事タイムが終わると
紅野さんと一緒に雪だるまを作りを始めた慊人さんですが。
紫呉「いや〜楽しそうですね。僕も手伝いますよ
紅野「ありがとう兄さん、助かるよ。じゃあ三人で作ろう」
慊人「紫呉は下手だからあっち行ってろよ」

雪山一日目のブサイク雪だるまを
まだ根に持ってる慊人さんですが
それどころじゃありませんよ!

『紫呉兄さんと一緒に遊ぶなんて何年ぶりだろう…!』
と子供時代の思い出に浸りながら
胸に手まであてて感動してる紅野さんが
非常に切ないです。

すっかり日が暮れた頃に雪だるま完成。
と同時に漂いはじめる険悪ムード。

紅野「凄いよ兄さん、
   
こんなユニークな雪だるま初めて見たよ!」(悪気はない)
紫呉「そう?ありがとう。
   ところで
気安く触らないでくれるかい?


ピキーン・・・
周囲の空気が一気に凍りつきました。

紅野「兄さん・・・・・・」

紅野さん呆然。
プレーヤーもビックリですよ。
ついさっきまで仲良く雪だるま作ってたのに…!
そして
なんで慊人さんまで怒ってるんですか?

慊人「紫呉のせいでまた変な雪だるま出来た・・・」

一人見当違いな理由でお怒りのようです。
険悪ムードも不細工雪だるまもあんたが原因だよ
と耳元で囁いてダッシュしてやりたい(怖すぎ)

その後紅野さんが慊人さんを慰めている姿を目撃。
むしろ慰めてもらうのは貴方のほうなんじゃ?
優しいすぎる紅野さんに涙がホロリ
紫呉さんはわざわざ愚痴を言うためだけにはとりさんの所へ。

紫呉「まったくいい加減にして欲しいよ。
    ああいうのが一番タチ悪い」
はとり「お前ほどじゃないだろ」

適確なツッコミが入りました!
愚痴駆け込み所(そしてツッコミ担当)になりつつあるはとりさん。
雪男だって「あわわ…」な表情で見つめるしかありません。
慊人「あーーっ!もうっ!!」

そしてこちら。
紫呉はあんなだわ
雪だるまは不細工だわ
水鉄砲に水は入ってないわ
やたら寒いわ
機嫌は最悪、大荒れのようです。

そしてここでも「あわわ」な雪男。
どこにでも現れるわりに
役に立った例がありません。

はとり「そろそろ機嫌直したらどうだ?
     風船買ってやるから

ずいぶん安上がりですね!

慊人「いらない」

少し暴れすぎたのか、寒さで熱でも出してしまったのか
なんだか元気がない・・・
というより少々
ぐったりしてきた慊人さん。
掃除係の女性と雑談中の紫呉さん発見。

慊人「なんだよその女…」
紫呉「少し話をしていただけですよ」(確信犯)

このまま修羅場に突入か…!
と思いきや

やっぱり元気がない御当主。
すっかり大人しくなってしまいました。
これはこれで心配ですねー。
紫呉さんとしてもつまりません。(えー)

紫呉「元気出してくださいよ。
   風船買ってあげますから

揃いも揃って風船・・・。
物で釣るにしても
他に何かないんですかね?

慊人「・・・・・・・」

怒る気力も無いようです。

紫呉さんを置き去りにさっさと
場所移動

やばいです。
本格的に御当主が
ぐったりしてきました(汗)

慊人「・・・・・・・・・・・・・頭痛い」

紅野「慊人、大丈夫?具合悪いの?」

心配してくれる紅野さんですが
ここでもまた
手前に黒い人。
何が何でも二人っきりになんてさせません。

・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そして数十分後・・・・

や、やばい、
全員ぐったりしてきた(汗)
シム時間にして2時間近く経過。
ぐったり度が増してきた慊人さんは
寒さに耐えかねて焚き火の側に移動しました。
すかさず紫呉さんも後を追います。

紫呉「一緒に散歩でもしませんか?」
慊人「・・・・」

おお、やっと仲直りか・・・!?

慊人「眠いから嫌」

なんとも単純明快な答えが返ってきました。
そりゃ紫呉さんも肩を落とすしかありません。

眠いと言われれば仕方がない。
前もって予約していた宿へ向かう事にした紫呉さん。

紫呉「すいませ〜ん、そろそろ宿お願いします」
おじさん「ああ、そこの広場にあるから勝手に使ってよ」
紫呉「・・・・・・広場?」

かまくら!!??野宿?


紫呉「あーこれは絶対怒るねー」

とっさに何かを予感する紫呉さん。

そして案の定、予想を裏切らず激怒の慊人さん。
(良かった!まだそんな元気あったんだね!)
まずは
左ストレート炸裂
間一髪で避けた紫呉さんに拍手!

慊人「僕にこんな所で寝ろっていうのかよ!?」
紫呉「たまにはこういうのも新鮮で・・・」
慊人「いいわけないだろ!!寒いっ!!」

紫呉「仕方ないですねぇ。
    それじゃあ僕が暖めて差し上げましょう」

両手をいっぱいに広げて
『僕の胸に飛び込んでおいでよ』
とばかりにアピールしてみた紫呉さんですが・・・

慊人「ふざけるなっ!!!!」
紫呉「ぐえっ」

全力で拒否。

紫呉「ほんと我侭ですねぇ・・・」

それならばと強引に押してみた。

慊人「・・・・・・・・・」
紫呉「ちょ、ちょっと待って!落ち着いて!」

無言でグーの拳を振り上げる彼女を前に
大人しく引き下がるしかありませんでした。(紫呉談)

その後慊人さんはあちこち徘徊して宿を探していましたが
当然見つかるのはかまくらばかり。

慊人「眠い・・・寒い・・・足痛い・・・頭痛い・・・」

色々とギリギリのようです。

その後ようやくあきらめてかまくらに入っていきました。
しかしその薄い和服が
また一段と寒そう。
御当主が寝たのとほぼ同時刻。
またもはとりさんに愚痴る紫呉さん発見。

紫呉「まったく、あの我侭女王様も困ったもんだよねぇ」
はとり「・・・・・」
紫呉「もしもし、はーさん聞いてる?」
はとり「・・・お前も人のこと言えんな」

またしてももっともなツッコミ入りました!

紅野さんはすっかりスノボに没頭中。
しばし現実から逃亡する事にしたようです。

その後の紫呉さんはというと
例の
ニワトリ飛ばして憂さ晴らししてみたり…
スノボを始めてみたりしたものの
イマイチ楽しくなかったようで・・・
紫呉「慊人さーん、起きてますかー?」

気がついたときには御当主が寝ているかまくらに向かって
大声で呼びかけていました。この暇人め!

紫呉「もしもーーし?慊人さーーーん?」

あげくには手まで突っ込んで中を探ってますよ。

いつでもどこでも「自分が一番大事☆」紫呉さん。
人の迷惑お構いなしにしつこく呼びかけてみると・・・

のそのそ…

なんか出てきた!!

慊人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五月蝿い」

うわっ、めっちゃ眠そうじゃん!!

慊人「・・・・・・・何か用?」
紫呉「暇なんで一緒に遊びません?」
慊人「・・・・・・用はそれだけ?」
紫呉「それだけ」
慊人「・・・・・・・・・・・・・・・」
慊人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
無言でひっこんじゃった☆

がっくりうなだれる紫呉さん。

しかし彼もようやく眠くなってくれたようです。
そのままかまくらの中に入っていきました。

ああ、やっと平和に…!
問題児が二人とも寝てくれたおかげで
ようやく雪山に平穏が訪れたのは夜11時。

しばらく焚き火にあたっていたはとりさんも
スノボで滑走中の紅野と共に深夜0時前には就寝。

そして翌朝――――

外が明るくなったのと同時に
ぞくぞくとかまくらから這い出てきましたよ。
まずは紅野さん。

紅野「うっ・・・背中が・・・」

その格好が全てを物語ってますね。
とても辛そう。

紫呉さんも。

紫呉「・・・寝た気がしないね」

はとりさんだけはシャキっとお目覚めですよ。
かまくらから出てくるなり
雪山に裸足で仁王立ち。
えらい寒そうです。
皆さん相当辛そうな様子でしたが
一番ヤバそうなのがこの人。

慊人「寒い・・・眠い・・・背中痛い・・・」

彼女は色んな意味でギリギリです
かまくらから這い出てきた姿に
ちょうど出勤してきた雪男も驚く。

そして立ち上がった姿は・・・
雪女状態。

慊人「もう嫌だ・・・・帰る」

御当主がなにやら限界を超えたヤバさだったので
慌てて車を呼んで朝一で帰ることにしました。

はとりさんと紅野さんはさっさと車に乗り込んだのですが
この二人は路上で
渋滞を巻き起こしながら大暴れ。

紫呉「次来る時には二人っきりで・・・ぐえっ!(首絞められた)」
慊人「もう二度とこんな所来ないからな!!!」

鳴り響くクラクションは完全無視。
その元気があるなら大丈夫そうですね。



     

 

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