あるのどかな昼下がりのお話です。

屋上に設置されたブランコで仲良く談笑中のチビ慊人と子紫呉。

紫呉「慊人さん、ブランコ好きでしょう?」
慊人「うん、好き」
紫呉「それなら公園にでも行ってみませんか?
    今日は天気もいいですし、公園なら遊具もたくさんありますよ」
慊人「ん〜・・・父様も一緒なら行く
紫呉「・・・・・・・・」

外に連れ出そうと誘ってみた子紫呉ですが微妙に思惑外れのようです。

とはいえ、まだ一度も一緒におでかけした事がないこの二人。
ちょっぴり浮かれ気分です。(プレイヤーが
さあて、そうとなればまずはお着替えですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・。

え、え〜っと(汗)、言いたい事はたくさんありますがとりあえず・・・
公園で遊ぶにはかなり無理のあるファッションですね

慊人「・・・・紫呉、この服重い」
紫呉「え〜、とってもお似合いですよ。
    それに
とってもモエ
慊人「もえ?」
紫呉「褒め言葉ですよ」

こらこら、変なこと教えないで下さい。

慊人「分かった、じゃあこれで行く」
紫呉「そうですか、それは良かった」

むぎゅ〜〜
なんだかハートマーク飛ばしちゃいそうな勢いです。
え・・・?犯罪臭い??
そ、そんなことないよ(滝汗)

と、いうわけで。
近所で一番大きな公園へ遊びにやって来たチビ慊人たち。
チビ慊ちゃんのご要望により父様も一緒です。
なんか余計な人も2名ほど付いてきてますが
無視の方向でいきましょう(え

紫呉「いい?変な男について行っちゃだめですよ」
慊人「・・・・・・・・・・・・・」

それなら目の前のこの男には
付いていかない方がいいんじゃないだろうかと
真剣に悩むチビ慊ちゃん(推定7歳)。

そんな悩めるチビ慊人から紫呉さんに
なにやらお願いがあるようですよ。

慊人「ねぇ紫呉、犬になって」
紫呉「・・・犬?どうしてですか?」
慊人「僕、犬の散歩してみたい」
紫呉「・・・・・・・」

もしかして紫呉さんのポジションって
飼い犬か?

紫呉「・・・それはまた次の機会にしましょうか」
そしてこちらにも盛り上がっている(?)人達が。

楝「晶さん、向こうで一緒にコーヒーでも飲みましょうよ」

なんだかデート気分のようですね。
そういえばこの二人も一緒に外出させた事なかったな〜。

晶「ごめんね、コーヒーは苦手なんだ。
  渋い日本茶とか抹茶なら好きなんだけど」
楝「晶さん・・・」

微妙に噛みあわないこの夫婦。

というわけで一人でコーヒーをすする楝さん。

楝「・・・・・・・・・・晶さん・・・」

それにしても黒ずくめの彼女。
爽やかな公園では素敵に浮いていて待ち合わせの目印に使えそう(爆)

そしてこの人はというと・・・・。

お局「こうしていると娘時代を思い出すわ・・・」

放置しましょう。(キッパリ)

さてさて、初めて公園にやって来たチビ慊人。
すべてが物珍しいであろう場所で最初にした事はというと。

慊人「うわ、この犬かっこ悪い」
紫呉「このセンスは犬を愚弄しているね」

紫呉さんと一緒に犬の像にダメ出し。
あんたら・・・・。

そして父様のところにまっしぐら。

慊人「父様、抱っこして」
晶「よしよし」

初めての外出でちょっぴり緊張気味?
何かと父様に甘えてくるのがまた可愛いです。

晶「見てごらん慊人、水がキラキラして綺麗だね」

そして父様と噴水観察。
遊具には目もくれずにぼけ〜〜っと噴水を見つめる事
シム時間にして
一時間半(長っ)
・・・もしかして光合成中か?
と、あらぬ疑いを抱くほど動かない父娘二人。
(活動レベルが揃って低いこの親子)

と、噴水に夢中のチビ慊ちゃんを
遊びに来ていたちびっこが
凝視していました。

子供「(わぁ・・・すごい服)」

公園での注目度はナンバー1のようです。

そんな噴水観察にいそしむ父娘二人の間へ
ずかずか割ってはいる楝さん。

楝「晶さん、一緒に散歩に行きましょう。
  向こうに綺麗な湖があるのよ」
晶「そうだね、行こうか」
慊人「・・・・・・・・・・・・・」
楝「(ニヤリ)」
←勝利の微笑み

チビ慊人、無念。

可哀想に、追っ払われてしまったチビ慊ちゃん。出直しです。

それにしても、お花畑とチビ慊人。いい絵ですね〜!
天使光臨!まるで地上に舞い降りた天使のよう・・・!

慊人「あの女・・・邪魔するならメッタメタのギッタギタにしてやる」

黙ってればね。毒舌ロリータ、略して毒ロリ

そんな毒ロリちび慊ちゃんが
なんと公園の隅で
オウムを発見しました。誰かのペット?

慊人「鳥だ・・・紅野も一緒に来ればよかったのに」

だめだめ、そんな事したら紫呉さんが怖いから!
公園が邪悪なオーラで覆われてしまいます(怖)

案の定、ゲージの中の鳥に睨みを利かせる紫呉少年。

紫呉「・・・・・・気に入らないなぁ」

こんな可愛らしい小鳥たちを相手に
こうも
真っ黒オーラメラメラな人物は
彼を置いて他にはいないでしょう。

そしてオウムに夢中のチビ慊ちゃんは
嫌なの(お局)に見つかったようです。

お局「まあ!いけませんよ慊人さん!
    そのような薄汚い鳥に素手でお触れになるなど・・・
    はしたない!!」
オウム「ハシタナーイ」
お局「ま、まあ!?」

変な言葉覚えさせないでください。

慊人「あ〜つまんない」

せっかくの初外出なのに、なんだかいじけ気味。
余計なのが二匹(楝&お局)もついてきたせいですね。

そしてここにも変な事を企んでる人が。

楝「いい?『晶さんは私のもの』。さあ、言ってご覧なさい」
オウム「ハシタナーイ」
楝「なっ・・・
なんですってぇーーー!!??

オウム相手にマジギレです。
それにしてもオウム、
ナイスツッコミ!(おい)

一方やっと遊具に興味を示したチビ慊人。
なんだか
鬱憤をぶつけるかのごとく
もの凄い勢いで木馬を揺らしています。

紫呉「あんまり激しく揺らすと危ないですよ」
慊人「だいじょうぶー!」

活動レベルがどん底で低いくせに
その余裕がどこから湧くのか謎。

慊人「・・・!?」

ぼてっ
・・・・・・・落ちた。やっぱり。

勢い余って前方へ空中一回転で投げ出されました。
・・・・・・・・無事?

慊人「こ、腰が・・・」

腰を強打した様子。
ヨロヨロです。姿はまるでギックリ腰の人。

慊人「くっ・・・覚えてろよ」

木馬相手に捨てゼリフを吐くチビ慊ちゃん。

しかも拗ねちゃいました。

慊人「・・・・もう帰る」
紫呉「せっかく来たんですから、もう少し遊んで行きましょうよ」

紫呉さんになだめられてようやく気を取り直した様子。
次の遊具、ジャングルジムへ向かいます。

慊人「・・・こんな子供だましつまらない」

大変お子様らしからぬセリフを吐きつつ
ジャングルジムを抜けるとなんとそこには・・・

クマがいました。

ある〜日♪森の中♪クマさんに♪出会〜った♪
(BGM:森のクマさん)
慊人「・・・・・・・・・・・・・・」

初めて見るクマ(しかもピンク)に興味深々。
とりあえず無言で背後に立ってみるチビ慊ちゃん。
なんでしょうね。このお子様とは思えない威圧感。

慊人「わああああああああっ
モモ「きゃーーーーーーーーーーっ」

挨拶もなしにいきなり脅かしてみるチビ慊ちゃん。
クマ、吹っ飛ぶ。

モモ「いきなり何するの!?」
慊人「・・・・・・・・・・別に」

どうやら友達になりたいらしい。(そうなのか?)

慊人「おまえクマなの?」
モモ「うん、クマだよー。がお〜」

残念ながらこのクマ、
オツムの出来がイマイチのようです。

慊人「ふーん、でもクマはバカだから
    十二支達の仲間には入れてやんないよ」
モモ「へぇ〜そうなんだぁ」

いきなり上からものを言うチビあっきー。
絶望的に友達にしたくないタイプです。
しかしなぜか好感度アップしてるクマ(←バカ)

とりあえずは近場にあった木馬に揺られつつ
友情を深めてみる一人と一匹。
しかし先程の衝撃落下のトラウマも冷めやらぬうちに
全力で木馬を揺らしているちび慊ちゃん。
意外なところでタフなようです。
学習能力がないとも言う。
そして悲劇は繰り返される。

ぼてっ

慊人「うっ・・・背中・・・っ」

やっぱり落下。そして今後は背中がヤバイらしい。
揺らしすぎっ!

「見たなコノヤロー」とばかりに
クマを
無言でボコボコにするチビ慊ちゃん。

モモ「い、いたい!たすけてー」

クマ、サンドバック状態。

モモ「痛いよ!何するのー!?」
慊人「ふん」(つーん)

抗議するクマにこの態度。
さすがです。素晴らしきジャイアニズム・・・!
でも友達は無理そう(涙)

ひとしきりクマいびりを楽しんだ後は
遠くから見守っていた紫呉さんに報告です。

慊人「ねぇねぇ紫呉、向こうに変なクマがいるよ」
紫呉「クマ?クマと遊んだんですか?」
慊人「うん」

遊んだというよりタコ殴りにしただけです。

紫呉「そうですか、でもそろそろ日も暮れて来ましたし
    クマにさらわれないうちに帰りましょうか」
慊人「え〜もっとクマと遊びたい」

まだクマをいびり足りないらしい。

紫呉「また今度連れてきてあげますから」
慊人「ほんと?」
紫呉「本当ですよ」

むぎゅ〜〜〜〜〜。
なんとも微笑ましいですね〜。
だ、だから犯罪くさいなんてことは断じて(略)


そんなわけで楽しい初めてのおでかけは終了・・・。
送迎バスに乗り込んで草摩の屋敷へ帰ってきました。
が。

帰宅直後になぜかお局が撃沈。
しかも発車直前のバスの真ん前で。

なぜか体力の限界に達していたらしいですよ。
一体今日一日何をやっていたんだ。

紫呉「今日は楽しかったですか?」
慊人「うん、楽しかったよ」

皆がお局を爽やかにスルーする中、
運転手さんだけが必死にクラクションを鳴らしていますが
むしろそのまま思いっきりアクセル踏んで下さ(略)



     

 

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