このままめでたく終了するところでしたが、一つ大きな問題が残っていますね。
←この子 狂科学者はとり作の惚れ薬のおかげで |
所詮惚れ薬の恋なんてまやかしです。
時が経てば自然と冷めるものでしょう……。
が、
・・・イヤすぎる(号泣) どうしよう、夢にまで見ちゃってる・・・!? 紫呉さんの夢なんて滅多に見ないくせに。 紫呉「おやまあ……珍しくいい夢を見てるみたいだね」 うわ・・・これじゃあ紫呉さん、報われなさすぎっ!(涙) |
そして渦中の変な親父、ことモティマー。 奥さん「あなたっ!こんな狭い家はもうまっぴらよ!」 一見平和そうな(?)家庭ですが |
ご覧のように、慊人さんはすっかり親父にめろめろ。
そもそも呉慊を思う存分堪能したい!というのがプレイヤーの望みであるのに
このままでは、あんまりにあんまりだ!!というわけで
考えた末、とある作戦を決行することにしました。
題して「目を醒ましてあっきー!御当主奪還プロジェクト」!(超適当なネーミング)
何をするのかというと話は簡単。
「本人達を直接会わせて、後はなりゆきにまかせましょう」
という、驚くほど投げやりな作戦なのです(爆)
さてさて、そうと決まればあとは行動するのみ。
いざモティマーの家に突撃です!
ぴんぽーん♪ モティマーさん家のチャイムが鳴り響き、 赤いドレス姿の御当主がやって着ました。 ・・・・紫呉さんも呼んじゃった☆ どうせならドロドロ修羅場劇場を繰り広げて頂きましょう! その方が面白そうだからね!(意地の悪いプレイヤー) |
そんなプレイヤーの悪企みも知らず 満面の笑みと握手で出迎えるモティマー。 モティマー「こんにちは、美しいお嬢さん!! ああっ、この日をどれだけ待ち望んだ事か!」 紫呉「・・・・・・・・」 大げさに喜びを表現してみるモティマーですが・・・・・・ 初っ端から紫呉さんの視線が超怖いんですけど! |
モティマー「あなたはまるで花のように可憐だ・・・!」 思いつく限りの言葉で絶賛してみるモティマー。 でもプレイヤーとしては御当主を花に例えるのならば 毒サボテンが妥当じゃないかと思います。 紫呉「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 そんな事より横から送り込まれる殺気に 早く気付いてモティマー・・・!! |
さて、何はともあれ三者ご対面、舞台は整いました。
あとは好き勝手自由勝手にやって頂きましょう。
・・・・いきなり口論に発展。(予想を裏切らない彼ら) 紫呉「・・・で、あの如何わしい中年とはどういうご関係で?」 慊人「・・・おまえに関係ないだろ」 紫呉「あんな男に貴女がわざわざ会いに来たと? どうせはとりのロクでもない薬でも飲んだんでしょう?」 疑いの目は当然、先日まで奇想天外な薬を 大量生産していたはとりさんに向くわけで。 …って御当主、聞いてないし!!(お約束) |
家が狭いため、急遽庭にちゃぶ台をセッティング。 紫呉「解せないね、あんな男のどこがいいと? そうだーそうだーもっと言ってやれー! |
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慊人「でもお前より優しくしてくれる」 紫呉「優しくされれば誰でもいいとでも?」 慊人「それにお前よりかっこいい」 紫呉「・・・・・・・・・・・・・・・」 今紫呉さんを全否定しましたね? か、顔で負けた・・・!? 恋は盲目、とはよく言いますが、ここまで来るともはや病気。 (ちなみに写真左上の物体は通りすがりのワンちゃん) |
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惚れ薬で洗脳状態の御当主じゃ話にならないので モティマー&紫呉さん、直談判です!! まずは当たり障りのない話題から。 モティマー「職業をお聞きしてもよろしいですかな?」 紫呉「・・・一応小説家の端くれをやっていますが」 モティマー「小説家!?それは凄い人とお知り合いになれたもんだ! 私なんてしがない被験者ですよ、被験者。 いや〜昨日なんて副作用で腹痛が治まらなくて…」 あんたの方がすごいよモティマー。 |
そんな調子で小一時間後。 モティマーの奥さんも交えて話し合い中…かと思いきや。 紫呉「馬鹿馬鹿しい、よく考えてみればいい。 あんた、本人と奥さんの目の前でそりゃないよ。 |
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直球でダメなら変化球で勝負!とばかりに 例の薄汚れたネズミ人形を取り出す紫呉さん。 紫呉「ハロー!ぼくモゲ太!アッキー一緒に帰ろうヨ☆」 だめだこりゃ☆ |
紫呉「まったく君って人は・・・・」 慊人「僕が誰と何しようが僕の勝手だろ! うるさいんだよ、この野良犬っ!」 ついに野良犬に格下げ(号泣) それにしても場所が墓場っていうのは如何なものか。 |
紫呉「まったくはーさんも厄介なことを・・・」 ほんとだよね。 |
御当主はというと。 慊人「お前みたいなブスが僕に敵うと思ってんの?」 奥さんに喧嘩売ってました。 泥沼の女の戦いのはじまりか!??(ドキドキ) 奥さん「まぁ本当よね、うふふふふふ」 絶賛されました。(脱力) |
しかも昼食をご馳走してくれるらしいです。 奥さん、人が良すぎ。 |
庭のベンチでいい感じな慊人さんとモティマー。 モティマー「私の好物はカレーでね。お嬢さんは?」 会話もいい感じに盛り上がっています。(そうか?) |
しかし紫呉さんの送り込む殺気に いてもたってもいられなくなったモティマーが逃亡。 嫉妬の炎が燃え上がってます。 |
こっちも燃えてました。
奥さん料理下手だったらしい。
妙に火事慣れしてる紫呉さんが気になるところですが
もっと気になる人が左隅に。
慊人「・・・!?と、父様・・・!!?」 どうしてここにいるの晶さん? |
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我が家が炎上しかけというピンチに 果敢にも炎に立ち向かうモティマー! いいぞーかっこいいぞモティマー!! へっぴり腰だけどね。ダサっ! |
紫呉「ほら、こんな所に長居してもロクな事ないじゃないですか。 いい加減に目を醒まして、さっさと帰りますよ」 つーんとしたまま聞く耳もたない慊人さん。 ・・・・・・・ん?楝さんもいる・・・!? 娘の恋愛事に首を突っ込むの大好きな楝さん。(うわ) 面白い事が起きそうなニオイでも嗅ぎつけたのか 晶さんと一緒にはるばるここまでやってきたようです。 |
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しかも楝さん、紫呉さんにちょっかい出しまくり。 楝「ふふっ、やっぱり貴方とは気が合うわ」 紫呉さんのこっちも見せ付けてやれ大作戦? |
その後は庭で天敵(晶さん)と会談中の紫呉さん。 あちこち修羅場で忙しいですね。 晶「・・・で、君とあの子はそういう関係なのかい?」 娘と紫呉さんの関係が気になる様子。 自分をビンタで昇天させた男(第三話参照)が相手じゃ 心配になるのも無理はありません。 紫呉「・・・もしそうだったなら何か問題があるとでも?」 晶「取り憑いてやる・・・・・・なんてね、ははは冗談だよ」 紫呉「・・・・・・」 成仏してよ。 |
さて、乱入者もあったおかげで本題がまったく進んでいない気がしますが
そうこうしてる日も暮れてしまいました。
さて、彼らはどうしているのかというと・・・・・・
紫呉「あの中年男の事は忘れたくなーるなーる・・・・・どう?」
慊人「・・・・・・・で、あと何回やれば気が済むんだよ・・・」
・・・・・・催眠術?記憶隠蔽?
レン「頭おかしいわよ、あんた達」
まったくですね。(っていうかレンさん、まだいたんだ)
楝「こんな狭い家じゃくつろげないわ」 捨てゼリフを残してご帰宅。 |
紫呉さんの催眠術攻撃から逃れた慊人さんは ソファでモティマーとまったり雑談中。 なんだかすっかり打ち解けています。 モティマー「ところでお嬢さん、お名前は?」 そういえばまだお互いの名前も知らなかった二人。 |
しかし前方から怨念を送る人物に気付いたモティマー。 身の危険を感じて立ち上がります。 命拾いしましたね。 |
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自称「器の小さい男」本領発揮中。 すでに余裕なんてありません。必死です。 「大人げない☆」とか言ってはいけません。 それにしても慊人さん、モティマー家が気に入ったのか |
しかし平凡というにはあまりにも サバイバルに富んだモティマー家。 室内でこんな食物連鎖が繰り広げられていたり。 |
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室内を幽霊が徘徊していたり。 裏庭が墓地なので夜な夜な幽霊の襲撃に遭う彼の家。 しかし幽霊ごときでビビる慊人さんじゃありません。 |
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そして食っても片付けようとしない御当主を 甲斐甲斐しく世話する紫呉さん。 忠犬ハチ公並・・・! |
そんなわけで、なりゆきにまかせ続けた結果
状況はまったく変化していないような、むしろより悪化したような気がしないでもなく
一抹の不安が漂い始めた(というより作戦の趣旨を忘れかけた)その頃…
またしても、終わりは唐突にやってきました。
モティマー「フンフフンフフ〜ン♪」 それはモティマー氏が鼻歌まじりで 如何わしい事を考えているのかいないのか |
慊人「なにこいつ…。汚らわしい…気持ち悪い…死ねよ」(ひどっ!)
勝手に風呂を覗いて勝手に気持ち悪がるあっきー。
(何の前触れもなく)いきなりハート消滅。ええっ!?
慊人「気分悪い、帰る」(すたすたすた) モティマー「は?え???」 |
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慊人「紫呉、さっさと帰るぞ」 紫呉「はいはい、暗いので足元に気をつけて下さいね」 ええええええ?????? ぽかーんとするモティマーとプレイヤーを置き去りに こうして無事に彼女と中年親父の恋は終わったのです。 |
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