やっとの事でお局から開放された頃にはすっかり夜。(お局め!

賑やかな祭り会場とはいえ、少し屋台を離れると薄暗い夜道です。
おまけに人も多いのでまたすぐにはぐれてしまいそうなんですが
どうやら紫呉さんの頭のアンテナがいい感じに目印になってるみたい。

果たして彼がそこまで考えてコレを装着したのかどうかは謎ですが
これで迷子になる心配もなさそうで安心安心〜♪

でもだからってそんな満足気な顔されても困るから。
おや、一人でお面屋台を見つめている紅野さんを発見。
どうやら彼も気分転換に祭りにやって来たようですね〜。

そんな彼の背に送られる熱い眼差し・・・もとい
殺人ビーム

紅野「(なんだか背中に殺気を感じるような・・・(汗))」

一方こちら。

透「わぁ慊人さん、ステキな浴衣です!」
慊人「違う、これは紫呉が勝手に・・・!」

偶然会った透君と慊人さんが順調に親睦を深めている頃・・・。

紅野「あ、に、兄さん・・・、その頭の飾り面白いね」
紫呉「君には関係ないだろ

ピシャーン・・・。

こちらは
電撃駆け抜ける超危険地帯
周囲のお祭りムードとは別世界的に殺伐としてる・・・!

紅野さん、身の危険を感じ殺人ビームから逃亡してきた模様。
ひっそりと屋台のオウムと慰め合っておりました。

紅野「君も強く生きていくんだよ」
オウム
ハラヘッター!ハラヘッター!」

なんて不憫な。

そんな騒動の中、しばらく姿の見えなかったはとりさんを探してみると
なぜか金魚すくい屋台で店番中でした
この短時間で貴方の身に何が起こったというの・・・?

もしや元タツノオトシゴ憑きとして
金魚に親近感でも感じていらっしゃるんでしょうか?

そんな店番中のはとりさんのところへやって来たのはこの男。
わざわざ頭のアンテナを見せびらかしに来た紫呉さん。

紫呉「どう?似合ってる?可愛い?」
はとり
「気色悪いわ」

全然ウケませんでした☆(当然だ

呑気に紫呉さんがはとりさんと戯れている頃慊人さんは。
なんか楝さんに泣かされてるし。(次から次に!

慊人「う・・・・・・ひどい・・・・・っ」

見逃したので何があったのかは分かりませんが号泣してます。
ていうか楝さん、祭りなんてめでたい場所に来ないで下さいヨ。(超失礼

おかげで鬱モードに入ってしまった御当主(ため息)

紫呉「そろそろ落ち着きましたか?」
慊人「・・・・・・・・・うるさい」

座ってるのが土管の上ってのが哀愁を誘いますね。

しかも変なおっさんが勝手に人形劇の上演を始めてるし。

恋人達の雰囲気を盛り上げようと気を利かせたのか知りませんが
邪魔だから!BGMとかいらないから!
おかげで次の段階に進めないらしい。(進むなよ
そうこうしているうちに時刻は夜八時をまわりました。
するとおもむろに立ち上がる紫呉さん。

紫呉「そろそろ花火の時間ですね」
慊人「花火・・・?」


そうです、祭りの一大イベントといえば
花火ですよ!!
ロマンチックな花火で乙女心をガッシリキャッチしちゃうぜ大作戦☆ですね!(何そのネーミング
夏の夜を彩る素敵な演出で、ムードを一気に盛り上げちゃいましょう〜!

・・・・・・ってセルフサービスかよ。
紫呉「えーっと、火をつけるのはここですかね」

・・・適当?もしかしなくても適当だよね?
打ち上げ花火ってそんな適当で大丈夫なんですか?

テキト〜に火をつけていざ発射〜〜!!
・・・なんか煙吹いてるけど大丈夫?
なんとか無事に空へと上がってゆく花火。
期待に胸膨らませて見上げた空には・・・




・・・・・・・・・・・・何もなく。

慊人「・・・・・・で、花火はどこだよ」
紫呉「あれー?失敗しましたかねぇ」

二人の遥か後方でひっそりと散る花火をプレイヤーだけが目撃しました(意味なさすぎ!

気を取り直して二発目〜!

はとり「お前ら今度は何をやっている・・・。面倒起こすなよ」
慊人「あ、はとり・・・」
紫呉「た〜まや〜」

慊人さんがはとりさんを振り返った瞬間に花火がど〜ん。

今度こそと三発目〜!!

慊人「・・・・・・何もないんだけど」
紫呉「あ〜後ろ後ろ!」
慊人「・・・・・・・・・(怒)」

ああああ、ヤバイ、なんか怒ってる(汗)

慊人「僕を馬鹿にして遊んでるのかよ・・・っ」

言っとくけどアンタのタイミングが悪すぎなんだってば
・・・・・・とは死んでも突っ込めない☆(爆)

三度目ならぬ四度目の正直!

点火っ!!



ど〜ん!

慊人「・・・あ、花火・・・」
紫呉「え?どこどこ?」

お〜キレイキレイ!四発目にしてやっと慊人さんも見れたようです!良かった良かった!
今度は紫呉さんが見逃したみたいですがね。(なんて噛みあわない人達…!

慊人「ふぅん・・・まぁまぁだね」

何はともあれ、無事に花火を見れてご満悦の様子。
一人で四発も打ち上げた紫呉さんの苦労も報われるってもんです。

紫呉「お気に召して頂けました?」
慊人「・・・・・・少し、だけならね・・・」

素直に感動を伝えられない彼女が可愛くもあり。

そうして夏の夜を堪能した二人。
花火で気持ちも盛り上がったのか、なんだか良い雰囲気。
(頭のアンテナが色々台無しにしている気もしつつ)
・・・しかし 場所が墓場なのはどうかと思いますよ。
雰囲気出すぎ。
とはいえここは人目につきにくい静かな場所。
イチャつくには絶好のスポットなわけですよ!
雰囲気は必然的に盛り上がり心拍数も上がるってもんです。(←プレイヤーの

紫呉「少しの間目を閉じてもらえませんか?」
慊人「・・・?どうして?」
紫呉「いいから」

どんなロマンチックな展開が待ち受けているのかと
期待にドキドキ胸を膨らませていたら・・・

なぜか180度後ろに回る紫呉さん。

まさか・・・・・・

!!!!!!!???
紫呉「ばああああああああああ!!!!!」
慊人「・・・・・っ!!!!??????」

・・・ガッカリだよ。

慊人「いきなり何するんだよっ!!!」
紫呉「え〜っ、墓場といえば『 きゃー 』で決まりじゃないですか」
慊人「なにワケ分かんない事言ってんだよ・・・っ!!」(マジギレ)

猛烈に怒らせてしまいました。
こんなドキドキはいらないよ紫呉さん。
それにしてもこの悪びれのない顔がムカつきますね(笑)

先程までのいい雰囲気が嘘の様にぐんぐん下がる好感度(涙)
ああっ、なんて浮き沈みの激しい人達・・・!

自分で盛り上げた雰囲気を自分でぶち壊す男、草摩紫呉。
さすが元カノにさざ波(もといクラゲ)と評されただけあって理解不能です。
(それ感心するところじゃないよ)



        

 

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